株式会社MEETSHOP
サンナナサロン®
代表取締役 前田晴代 様 /
取締役 西尾成喜 様
40代以上の女性の7割が「冷え」に悩んでいる――。アンチエイジング関連のビジネス展開を考えた前田さんが、ターゲット女性にアンケートを取った結果は、実に意外なものでした。悩みのタネは「加齢」よりも「冷え」。
そこで市場を調べると「冷え」の根本的な解消を提供するサービスは存在しません。まさにブルーオーシャン、ただし成功をより確かなものとするにはもう一つ決定打がほしい。
考え抜いた末にたどり着いた結論は、サービスの効果をお客様の目に見える形で示すことでした。施術前後の自律神経の変化を見える化できないか。そこで出会ったのが村田製作所の『疲労ストレス計』だったのです。
株式会社MEETSHOP様
サービスの効果を疲労ストレス計で見える化ですることで、お客様に「サービスの価値を納得してもらう」課題解決に貢献。
目的は「どこにもないサービスを立ち上げる」
― 御社が展開されている『サンナナサロン®』は温活専門店ですが、温活とは聞いたことのないサービスですね。
前田様 『サンナナサロン®』を始めたキッカケは、40代以上の多くの女性の悩み「冷え」を根本的に解消するサービスが、どこにもないと気づいたことでした。体を外から温めるグッズはありましたが、それでは根本的な解決とはなりません。そこで、既存のクリニックや柔整などとは異なるポジションとして温活専門店を立ち上げたのです。マッサージやエステとの決定的な違いは、「冷えを解消し、カラダを丸ごとご機嫌にする」サービスであることです。
西尾様 とはいえ、「冷え」の解消が本当にビジネスとして成立するのか。最初から確信があったわけではなく、仮説を検証するために半年間、実験店舗で試してみました。その結果、お客様のリピート率が100%近くに上りました。しかもこの間、広告宣伝などは一切行わなかったにもかかわらず、口コミだけでお客様が増えていきました。これはいけると確かな手応えを感じたので、本格的な展開に乗り出したのです。
― 実際に来られているのは女性の方ばかりなのですか。
前田様 本格オープンしてから3年半ぐらいになりますが、今では半分が男性のお客様です。最初は奥様からの紹介で来られ、効果を実感されてお友だちに広めていただく。そんな流れが定着しているため、未だに広告宣伝は行っていません。
― 男性のお客様というと、来店される時間帯が仕事帰りに限定されそうです。
西尾様 サロン経営の最大の課題は集客の平準化、すなわちアイドルタイムをいかに減らすか。要は平日の午前や昼間に来てもらいたい。そんな時間帯に、単価の高いサービスを受けてくれる人は誰か、と考えれば答えは経営者となります。経営者の多くが自らの健康管理に強い関心を持っています。また、流行に敏感なアーリーアダプターが多いから、新しくて効き目のあるサービスと聞けば一度は試してくれる。試した結果に納得してもらえれば、横のつながりで友だちに紹介してくれます。さらに従業員の健康管理にも活用してもらえます。
課題は「サービスの価値を納得してもらう」
― 具体的にはどのようなサービスをされているのですか。
前田様 特殊なマットに入り自律神経の乱れを整えながら「頭蓋骨矯正」マッサージを行います。1回あたり約2時間のコースです。基本的には3週間から1か月に1回来店していただきます。ポイントは単にマッサージを行うだけではなく、毎回お客様の状態に合わせた「学び」を提供すること。サロンでの経験から、自分の健康のために何かやろうと思ってもらえることを「学び」と呼んでいます。この「学び」を自宅に持ち帰って、1か月間実践していただく。といっても難しいことではなく、ベッドに入る最低10分前にはスマホを見ないようにしましょうといった簡単な内容です。その結果を、次回来られたときに確かめるのです。
― サロンはマッサージを受ける場であり、健康になるための学びの場にもなっているわけですね。
西尾様 それが単なるマッサージサロンなどとの決定的な違いです。仮にサロンで学んだ内容を、施術を受けたあと1週間ぐらいしか続けられなかったとしても、年間では84日になります。トータルすれば1年で3か月、これだけの期間、体に良いことを行えば変化を実感してもらえます。私はたまにしかサロンに顔を出さないのですが「はじめまして」とあいさつしたお客様から「もう半年も前にお会いしたじゃないですか」と言われることがよくあります。見違えるほど変わってしまわれるのです。
― マッサージのポイントは、自律神経を整えることですか。
前田様 自律神経の乱れがストレスにつながります。たとえば、最近注目されている眠りの質も、自律神経に大きく左右されます。特にストレスに晒されがちな経営者の方などは、うまく眠れなくて悩んでいる方が多いようです。女性の「冷え」も自律神経の乱れが原因です。では、自律神経を整えるにはどうすればよいのか。そのために開発したのが「頭蓋骨矯正」マッサージであり、お客様ごとに異なる状況に合わせて提供する「学び」です。
― 自律神経の状態を知ってもらうツールが『疲労ストレス計』ですね。
西尾様 施術前に計測し、施術を受けた後にもう一度計測します。すると施術による自律神経の変化が一目瞭然です。施術前のストレスを感じている状態は交感神経が優位、施術を受けてリラックスして心地よくなっている状態では副交感神経が優位になっています。自律神経の状態を可視化するツールとして『疲労ストレス計』は、私たちのサロンに欠かせないものとなっています。同じようなツールはほかにもいくつかありますが、『疲労ストレス計』は非侵襲で計測結果をリアルタイムで確認でき、疲労科学研究所で開発された医学的背景に基づくアルゴリズムを活用しているため測定結果も信頼できます。
― まさにビジネスのコアツールとなっている『疲労ストレス計』ですが、どこで出会ったのでしょう。
西尾様 理化学研究所のビジネスコンテストに参加したのがキッカケです。そのとき我々の提案を聞いてくれた審査員の方から「御社が企画しているビジネスを強力に推進するツールがある。村田製作所が開発しているから会ってみませんか」と紹介してもらったのです。それで実物を見せてもらい話を聞くと、まさに我々のビジネスにとって理想的なツールでした。開発元の疲労科学研究所さんには、以前一度お話を聞いたこともあり、納得感がありました。
お客様からの口コミで新たなビジネス展開へ
― 『サンナナサロン®』以外にもビジネスを展開されていると聞きました。
前田様 ストレス解消のために自律神経を整える。こうしたサービスに潜在ニーズがあるのは明らかです。私たちが提供しているサービス以外にも同じような効能のあるサービスが出てくれば、市場は一気に広がるでしょう。いま私たちが注力しているのは、法人向けのサービス提供『法人向け健康経営プログラム』です。
西尾様 働く人の約7割が、業務中の急激な眠気に悩んでいる。そんな結果が私たちの調査で明らかになりました。眠気は言うまでもなく生産性を低下させます。そこで生産性を高める健康経営プログラムを開発し提供することにしました。具体的にはまず『疲労ストレス計』を活用して自律神経の状態を見える化します。続いてワークショップで従業員一人ひとりの課題を把握して改善プランを提案。さらにコーチングによりプランの実行をサポートするのです。『疲労ストレス計』により、一連のプロセスにおける各自のストレスの改善状況が可視化されるので、プラン実行に対するモチベーションが高まります。
― 『サンナナサロン®』にお客様として来ている経営者が、自社への導入を考えるのですか。
前田様 そうですね、ご自身が効果を体感されているので、話が早いですね。また温活サービスの新規開業を考える方もおられます。そんな方には、私たちが開発したプログラムを提供し「温活」サービスの導入支援を行っています。
「疲労ストレス計 MF100」3つの特徴
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疲労を客観的に数値化・見える化
→医学的背景のあるアルゴリズム
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非侵襲で簡便に測定
→簡易測定
(センサを両手で30秒間握るだけ+安静閉眼)
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電気・工学2方式(バイタルデータ測定)
→高精度
(心拍 / 脈拍を測定、そのゆらぎを分析)
― 疲労ストレス計を自宅に備えたいという方もおられそうですね。
前田様 ストレス絡みで自律神経に関心のある方は多くいらっしゃいますが、自律神経の状態を可視化できるツールがあることは、ほとんど知られていません。だからサロンで計測して見せてあげると、とても喜ばれます。サロンに来られるお客様のなかには、疲労ストレス計を家に常備したいとおっしゃる方もたくさんいます。自分の自律神経の状態を確かめながら日々を過ごしたい。それぐらいストレスに関心を持つ人は増えているようです。ストレス解消は、これから新たなビジネスジャンルとして確立される可能性が高いでしょう。疲労ストレス計は、そんなビジネスを展開する際の強力な武器になると思います。
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サービスの効果を疲労ストレス計で見える化ですることで、お客様に「サービスの価値を納得してもらう」課題解決に貢献。